Nintendo Switch、Play Station4・5、Xbox Oneなどのゲームの録画ができる安いキャプチャーボードについてちゃんと使える商品かどうかを調べてみた。カメラのHDMI出力用やiPadのサブモニター化などをしたい人にもどうぞ。
安いキャプチャーボードがほしい
Nintendo Switch/Play Staion4などのゲームを録画したい、生配信したいときに必要になるのがキャプチャーボード。Google検索とかで出てくるおすすめのキャプチャーボードを調べてみると値段が高くてびっくりした人がいるかもしれない。例えばGC550とか。
もちろん調べてみれば1万円を切るキャプチャーボードは存在する。予算がない、出来る限り安く環境をそろえたいという人には嬉しいお知らせかもしれないが、安いと気になるのが録画環境。安い分何かが犠牲になっていると思う人もいるだろう。
そこで安くて有名なキャプチャーボードについて、ちゃんと使えるキャプチャーボードを調べてまとめてみた。
KINGONE HDMI キャプチャーボード(アップグレードバージョン)
1080p(フルHD)・60FPSで撮影可能なキャプチャーボードでは一番安い部類に入る商品(もっと安いのもあるがお察しの内容)。ただしパススルー機能はないので遅延対策はできないのに注意。
遅延の影響がないゲームならともかくアクションや格ゲーには不向き。だがHDMI出力ができる一眼レフやデジカメをPCに映す場合に使うなどの目的であれば選択の余地がある。手元や顔出しをする場合はいいかもしれない。
Newluck キャプチャーボード
2023年に発売された新しいキャプチャーボード。1080p(フルHD)出力・60FPSで撮影可能で4Kにも対応しているとのこと。ただしこちらもパススルー機能は非搭載なので遅延の対策はできない。
こちらもHDMI出力ができる一眼レフやデジカメなどを使う場合には選択の余地がある。レビューを読むとiPadのサブモニター化に丁度いい商品のようだ。
BasiColor ARX320G
1080p(フルHD)・60FPSで撮影可能でパススルー機能搭載のキャプチャーボード。4Kにも対応(ただし30FPS)。
フルHDで遅延対策ばっちりのキャプチャーボードとしてはおそらく最安値に入るが音声がモノラルなのが残念なところ。またUSB3.0で接続しないと60FPSで撮影できないとのこと。
HSV321(ARX321, BasiColor321)
7000~8000円のキャプチャーボード。Nintendo Switch/Play Staion4/Xbox Oneに対応。パソコンのOSがMacでもOK。ちなみにこの商品、名称がいくつかあってややこしい。
今までの商品からお値段が上がったがその分1080p(フルHD)かつ60fpsでの録画ができ、パススルー機能も搭載。音声もちゃんとステレオ。熱がこもりやすいというのが気になるが、最低限高画質で撮る機能を兼ね備えたキャプチャーボードとしては実質これが最安値、ブログ主最推し…だったが最近は次の商品が完全上位互換となっているため世代交代か。
詳しくはこちらの記事に書いたのでそちらを参考に。
Amazonなどで検索すると名前が似ていてもっと安い商品があったりするが、それは上2つのキャプチャーボードと変わらないものなので要注意。
UGREEN 4Kキャプチャーボード
フルHDどころか4K・60FPSの撮影が可能、パススルー機能搭載。放熱しやすい構造となっていて熱がこもりにくく、お値段も2024/04/27時点では先述のHSV321より安いと破格な内容のキャプチャーボード。
正直もうこれでいいんじゃないかなという商品。ただUSB3.0接続でないと60FPSで撮影できないのには注意。
安くはないが定番のGameCaptureHD60s
安いキャプチャーボードという趣旨から外れるが、1080p/60fps対応・パススルー機能あり・耐久性全部求めるとなると安心と信頼のElgato Game Capture HD60sが候補に挙がる。お値段は2万円ほど。
上で紹介したキャプチャーボードとは違い専用の録画・配信用ソフトが付属されている。ゲーム動画の録画および生配信だとOBS Studioが主流だが何かとトラブルが起きがち(特に初心者)なのでそれが嫌という人はありがたいかもしれない。
レトロゲー専用:GV-USB2, GV-USB2/HQ
安くて定番のキャプチャーボードとして「GV-USB2」というのがある。これはレトロゲーム用(SFCやN64,PS1、いわゆる三色コードが必要なやつ)の録画用キャプチャーボードでSwitch/PS4用ではないので注意。ただし上記のキャプチャーボードではレトロゲームの録画はできないので人によっては必需品となるかもしれない。
詳しくはこちらの記事で。
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