一眼レフやデジタルカメラをWebカメラ化してOBSなどに接続する方法について説明しています。
一眼レフやデジタルカメラをWebカメラ化して使いたい
YouTubeでの配信などで必要機材の1つになっているWebカメラ。コロナ禍以降はリモートワークに陽が当たるようになり、Web会議などで必要になるケースが増えた。
理由がどうであれWebカメラが必要になった時こんなことを思う人がけっこういると思う。「手元にある一眼レフやデジカメをWebカメラの代わりにできないのか」と。
WebカメラはUSB接続したらPCに簡単に映像を出せるが一眼レフやデジカメはそのままUSB接続しても映像を出力できない(UVC方式に対応していないため)。代わりに
- 専用のソフトウェアを使う
- キャプチャーボードを使う
のどちらかで一眼レフやデジカメの映像をPCに出力することができる。
専用のソフトウェアを使う
カメラを販売している各企業が提供している専用のソフトウェアを使ってPCに映像を出力する方法。一番簡単な方法だが対応する機種が限定されていることが多い。
まず手元にあるカメラの製造元と一致する企業の専用ソフトウェアのページに移動する。各ソフトウェアのページに移動したら手元にあるカメラの型番が対応しているか確認する。対応していなければ次の「キャプチャーボードを使う方法」へ。
有名どころの専用ソフトウェアページ↓
Panasonic:LUMIX Webcam Software
※SIGMAのFPシリーズはそのままWEBカメラとして使用が可能
キャプチャーボードを使う
上の方法が使えない場合はこちらのキャプチャーボードを使うのが基本となる。こちらはHDMIパススルー機能があるカメラ限定。手元のカメラのカタログスペックを確認すること(HDMI端子はあってもHDMIスルーはできないことがあるため)。
一眼レフ・デジカメをキャプチャーボードにつなぐときに別途HDMI変換ケーブルが必要になると思うが、カメラのHDMI端子に合わせること。大抵は「mini HDMI to HDMIケーブル」か「Micro HDMI to HDMIケーブル」のどっちかになるが、違うのを買うと接続できないので注意。こちらもカメラのカタログスペックでインターフェースの部分を確認すること。
またHDMIスルーに対応していても電池の残量などを非表示にできないものあるので注意。カメラがクリーンHDMI出力が可能であれば非表示にできる。
音声については別途マイクなどで拾う必要があるので音声が必要な場合は注意。
有名どころのキャプチャーボードはこちら。
KINGONE HDMI キャプチャーボード(アップグレードバージョン)
1080p/60fpsで撮影可能なキャプチャーボード。発熱が少なく熱暴走のリスクが少ないのも特徴。ただしPCに映像を移す場合は付属のソフトウェアかOBS Studioなどの外部ソフトが必要。
サンコー SHDSLRVC
こちらも1080p/60fpsでの撮影が可能なキャプチャーボード。上のKINGONEと違うのはOBS Studioなどの外部ソフトのインストールが不要である点。めんどくさい操作が嫌ならこれがお勧め。
実際にWebカメラ化して使う場合の注意
実際に使う場合、バッテリー切れとスリープモードには注意。会議の途中で切れたりすると迷惑をかけるので事前にスリープモードをオフにし、充電をしておくこと。予備のバッテリーを用意しておくのも手。
Webカメラではバッテリーもスリープモードもないので同じ感じで使うとやりがちなミス。
上の2つの方法が使えない場合
残念ながらWebカメラ化できる新しいカメラを購入する必要がある。新しく一眼レフやデジカメを買うよりWebカメラを購入した方が安くつくので映像を出力したいだけならWebカメラの方がお勧め。
Web会議に出れればいい、720p/30fpsでも構わないのならLogicoolのc270nがお勧め
1080p/60fpsで撮影したいという方はこちら。
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