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【Blender4.0】ウエイト設定後の挙動がおかしい時の対処法

Blender

Blenderでウエイトを設定したあとポーズモードなどでモデルにポーズをつけたら挙動がおかしい時の対処法について説明しています。Ver2.91以降対応。

ポーズモードでのモデルの挙動がおかしい

ウエイト設定をした後ポーズモードからモデルのポーズを作る、アニメーションを作成するときにモデルの挙動がおかしいといったことがたまにある。例えば

  • 左脚を動かしたら右脚まで動くといった関係ないところまで一緒に引っ張られる
  • 頭と帽子のウエイト値はどちらもすべて1なのにボーンを動かすとバラバラの挙動になる

といった具合。ネットで調べると対処法は出てくるもののちゃんとまとめたページがなかったので自分が知っている範囲内で対処法をまとめてみた。

関係ないところにうっかりウエイトを塗っている

ウエイトペイントモードでウエイトを塗っている時にうっかり関係ところまで塗ってしまっているというもの。初歩的なミスだが雑に塗ってるとやりがち。

対策は言わずもがな関係ないところのウエイトを消すこと。ウエイトペイントに消しゴム機能はないのでウエイト値を0にして再度塗ることになるが、次で紹介する「クリーン」機能を使う手もある。

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ウエイトが完全に消えていない

ウエイトを消したつもりでも微妙に残っているため挙動がおかしくなるというもの。どういうわけかウエイト値を0にして塗り直しても微妙に残る場合がけっこうある。この場合は「クリーン」という機能を使って一定値以下のウエイトを0にするのが確実。

ウエイトペイントモードにしたらビューポート左上の「ウエイト」から「クリーン」を選択する。

ビューポート左下にオプションが出てくるのでそれをクリックして展開し、ウエイトの閾値を設定する。設定した閾値以下のウエイトの部分が消去される。0.01~0.09あたりで調整するのが無難。

ウエイトが0になっているかきちんと確認するには、ビューポート右上のビューポートオーバーレイをクリックして表示し、ウエイト0の部分のアクティブをクリックして選択する。

黒色になっている部分がウエイトが0になっている部分になる。

ミラーリング時にウエイトの反転を忘れている

ミラーリングを使うとオブジェクトはもちろんウエイトも一緒についてくるのだが、対応するボーンまでは反転されないのできちんと反転してあげる必要がある。

VRoid StudioからエクスポートしたVRMモデルなどすでにウエイトが設定してあるモデルにミラーリングを使う場合は要注意。

ウエイトの反転をする方法についてはこちらの記事にて。

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親子関係がおかしい

ウエイトの設定以外にもオブジェクトやボーンの親子関係がおかしいがために変な挙動になることがある。

画面右からボーンプロパティをクリックして、「関係」を開いてペアレントや接続などが正しいかどうか確認する。

あるいはオブジェクトプロパティをクリックして、同じく「関係」を開いてペアレントや親タイプが正しいかどうか確認する。

上で例に挙げた「頭と帽子が別々に動く」といった場合は親タイプがバラバラになっている可能性がある。

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